蔵出し

蔵なんて無い。普通の家庭だから、階段下の倉庫か

ベットの下に放り込まれるってのが相場。


現在、ウチには100枚箱と言われるダンボールに10箱以上

過去の作品が眠っている。


もう解散したバンド。今更売る場所もなければ、

ただ捨てるってのも、作品を作った人間として無責任だと思うんです。

「誇り」が「埃」に変わるってのがいい表現?

ゴミを増やすな!って叫んでる友達が居たなーとか思い出したり。


でも改めて聞いてみると、埃でもゴミでも無く。

今では同じ事が出来ない。その時、その瞬間の生ものをジップロックした様な作品ばかり。

ちゃんと誇れるものでした。2018年でもまだ生きていた。とても嬉しい。



ただその作品達がもう日の目を浴びる事がないと思うと寂しくて。

やっぱり音楽は聴いてもらったこそ、生きる物だなーと思った。

だから、思い切って過去の作品をサウンドクラウドで無料で聴ける様に公開しました。

(HPのWORKSページで、作品ごとのプレイリストで再生可能です。)


自分達が歩んできた軌跡。

その時を必死に生き抜いた記録。ドキュメント。





うん、そんな重たい物じゃなくてさ。笑


ただただ素直に、音楽や言葉を楽しんで貰えたらいいなって思って。

メルカリで2000円で販売されてる音源とかも公開しちゃいました。笑

(出品者さんごめんね。それでも欲しい人は買っていいと思う。)



バンドでライブをする事はもうなくなっても、

自分達が作った作品は残ってる。



一人でも多くの人達に聴いてもらって、日の目を浴び、

この音源達が誰かの何か、少しでも役立ち、

エネルギーになったら。

この作品達を作った僕らの本望。




そんな事思って、行動に移した。

少しだけ、大人になった気がした。




そんな感じで。また書く日まで。



白畑裕大

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